こんにちは!ウッドレジンの作り方ブログ書いています
ねこの幸福屋のkeiです!
今回はエポキシレジン、UVレジンで使える真空脱泡機のご紹介です
混ぜたら気泡ができて困り
るんるんで硬化したレジンを見たら、気泡ができてて困り
あんなにやる気だった気持ちも、流るる水泡の如し…
大丈夫!
その泡!膨らまして破裂させてやりましょう!
本編前に自己紹介です
- 年間300個以上ウッドレジン作品作ってます
- 泡は全てが敵ではないと思ってます
- 自然な泡は入ってても素敵だと思います
- でも入って欲しくない作品もありますよね!
ありがとうございます!では行きましょう!
真空脱泡機(しんくうだっぽうき)ってなに?
今回の主役です!
ポンプの力で空気を引っ張り、ドラムの中を大気圧より低くする装置です
簡単に言うと、空気を抜いてくれるやつ!です
ちなみにですが、真空とはJIS規格によると通常の大気圧より低い状態のことを言い、全く何もない状態ではないんですって
ふーん
なんで泡が消えるの?
高い山に登ったらお菓子の袋がパンパンになった!なんて画像を見たことがあると思います
あれは、空気が薄い=大気圧が低いところに、密閉した空気を運んだから起こる現象で
大気圧が低くなることにより、押さえていた力が弱まり、密閉されていた空気が膨張した状態です
つまり、ドラム内の圧を下げ、レジンに包まれた空気を膨張させて破裂させるから泡が消えます
ふーんって言わないでくださいね
どのくらい泡が消えるの?
ぐちゃぐちゃに混ぜたレジンが、水かと勘違いするくらい消えます!
ここまで消えるのに5分くらい
これは泡と戦う時間の時短にもなりますね
必要な物
気をつけてください!
オイルも必要です!必ず一緒にご購入ください
1Lで大丈夫です
組み立てが必要ですが、工具不要で女性でも問題なく組み立てる事ができます
詳しくはまたブログを書きますね
エポキシレジンはこちらを使用しました
放置でも泡がなくなるお気に入りのレジンです
使い方
【初回のみ必須】オイル補給
オイルの入り口のキャップを反時計回りに回して取り外し
オイルゲージの中心までオイルを入れます
250mlは入るかと
オイルは1回入れると、しばらく入れなくて大丈夫です
オイルゲージの下限までオイルが減った場合は追加で入れて
茶色く変色した場合は、オイルを交換しましょう
キャップをしっかり取り付けて準備完了です
エポキシレジンの脱泡作業
レジンは余裕のある容器で混ぜましょう
泡が膨張するので溢れてしまう可能性があります
蓋を開けて、あわあわレジンをドラムに入れます
この時、レジンを圧力計の下に置かないでください
最後に空気を入れる時に、空気の入る勢いに負けてレジンが倒れてしまいます
蓋を閉じて、斜めになってないか、隙間がないか確認します
フィルター側のバルブを「しめ」、ポンプ側を「あけ」ます
配管に対して垂直で「しめ」、水平で「あけ」となります
電源をコンセントに差し込み
ポンプについてるスイッチを入れると、ポンプが起動し、ドラム内の空気を吸い始めます
圧力がここまで下がると
泡が大きくなり、破れていきます
だいたい1分くらいで、表面が落ち着いてきますので終了操作に入ります
表面の泡はすぐには破れないので、やりすぎにはご注意
沸騰して逆に泡だらけになってしまいます
ポンプのスイッチをきり
フィルター側のバルブをゆっくり開けていき、シューっと空気を吸う音がし始めたら放置
すぐに全開にすると、レジンが倒れてしまい、ドラム内がぐちゃぐちゃになるのでご注意
ゲージが0になったら蓋を開けてレジンを取り出します
追加がない場合はコンセントを抜いておきましょう
あんなに泡が入ってたレジンが水になりました!
慣れてしまえば夕飯のこと考えながらぱぱっと泡を消せるようになりますよ!
真空脱泡機の欠点
さてこの方法ですが、やはり欠点があります
導入の際は参考にしてください
◼️音が大きい
ポンプの動作音がやや大きく感じます
ちょっと大きめな掃除機くらい音がします
なので深夜に使用は避けたいところですね
◼️広めなスペースが必要
置き場は横50cm、奥行き40cmくらいは必要ですね
蓋を開閉するので高さは40cmくらいほしいところ
場所は一度決めたら固定になりそうです
まとめ
いかがでしたか?
- 放置と違い数分で泡を消せる
- 動作音は大きめ
- スペースがあり、多く作品を作る方におすすめ
この方法でレジンを混ぜた時や、着色した時にできてしまう泡を消し去ることができます!
夢の水のような作品に近づきましたね
今後はこれを使った応用編を書いていきたいですね
更新頑張ります!
このブログがあなたの挑戦の後押しになることを願っています!